おもいでぽろぽろ

外回り、外回り。普段は私服で仕事してるから、久しぶりにジャケットを着ると気が引き締まる。なんだか仕事がデキる気になってくるのはなぜなんだろう。でも慣れないもんだから、歩いているうちに暑くなってジャケットを脱いでいたことを忘れて、うっかり相手先に飛び込んでから着ていないことに気がついて慌てることもしばしば。名刺の受け渡しもぎこちないし、やー、しんどい。
母親から電話があり、実家の家を引き払うつもり、と聞かされる。「あんまり驚かないね」と言われるほど落ち着いていられたのは、かなり古い家だからという以前に、ずっと頭のどこかであの家は祖父と祖母のものだという気持ちがあったからだと思う。二人ともいなくなって、妹は結婚して家を出たし、自分もこっちにいるわけで、両親も共働きで寝るためだけに帰るぐらいのものだから、最近は手入れもそこそこになっていた感は否めない。帰省するたびにどんどん古さが進行している気もしていたしなあ・・・。とりあえず年内は片付けを進めて、来年あたり引っ越しを考えているとのこと。
電話を切ってしばらくぼんやりしていたら、少しずつじわじわと、いろいろこみ上げてきた。やっぱりそれなりに思い出もあるからしょうがないよな。引越しの時は手伝いに帰るつもりでいる。写真も撮っておこう。