完璧な病室

完璧な病室 (中公文庫)

完璧な病室 (中公文庫)

小川洋子さんは『博士の愛した数式』しか読んだことがなかったけど、この短編集は詩的な色合いが強くてちょっと入り込めなかった。すべて女性の視点から描かれているんだけど、また女性の嫌な部分が露わに表現されている印象が強くて、ちょっと読後感がすっきりしなかったのが残念。