昼間から酔う

休みに晴れるとテンション上がるけど、こればっかりは仕方ない。出かけたいけど出かける用事が特にないので、少し早めに父の日に贈る物を買いに行くことにした。
今年も去年と同じく酒に決定。偶然ネットで見た品揃えの良い酒屋さんが最寄の沿線から近かったので、通勤と逆方向の電車に乗った。普段使うことがない電車の車窓から見える景色はとても新鮮で、このまま終点まで乗っていたい気分にかられる。
初めて訪れた酒屋にはお兄さんと店長らしいおじいさんがいて、日本酒であることと予算額を伝えると、同じ銘柄だけど仕込みや抽出方法で味が違うものを小瓶で二つ贈ったらどうかな?と店長に言われ、その提案に従うことに。
というのも、試飲させてもらったらどちらも同じ銘柄なのに明らかに味が違って驚いたからだった。美味しいことはもちろん、ひとつはまろやかでトロンとしているのに、もうひとつは口に含むとパッと香りが広がって水みたいに後味がスッキリしている。同じ日本酒でもこんなに違うことに単純に驚いた。ビールや焼酎も見たことがない種類がたくさんあって、今度時間のある時にじっくり見たいと思った。これはきっと酒好きが来たら喜びそうなお店だ〜。
昼ごはんを食べる前の空腹時に試飲したから帰り道はちょっとフラフラした。初めて訪れた町を昼間から酔っぱらって歩くのはなかなか悪くない。休日だから後ろめたい気分もあまりない。それにしても昼間から酔うのって、どうしてこんなに幸せな気分になるんだろうな・・・。