フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

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図書館で貸りた。いつもながら複数の話を見事に絡めてひとつの物語にまとめていく手腕には感心する。最後の『ポテチ』だって、最初は何でもない話のように見えて、終盤に差しかかる頃からぐっとくる。ビールを飲んでいたせいもあって、読みながら思わず泣きそうになってしまった。誰だってもっと自分が優秀だったら親だって喜ぶに違いない、と思うことはあるはず。とりあえず、黒澤のイメージがどうしても黒沢年雄になってしまうのは自分だけかなあ・・・。