悩め青年

駅前にてMさんと飲み。先月は僕が風邪をひいてしまってお流れになっちゃったので約2ヶ月ぶりになる。
久しぶりに会ったMさんはちょっと疲れているみたいで、少し頬がこけたように見えた。心配していると、どうにも厳しいので今月で今今の職場は辞めるつもりだとのこと。元気な人だけど、もうそんなに若くないので無理はしないでほしい。とにかくゆっくりしてください。
Mさんが連れていってくれた焼き鳥屋で近況の報告。いつものごとく、仕事や生活について鋭い指摘を受ける。相変わらずMさんは揺るぎない真っ直ぐな視線を持っているので、言ってくださることはつくづくごもっとも。でも身近に、他にいろいろ言ってくれる人がいないので自分がどうしたらいいかわからないときは本当にありがたい。ただ、やっぱり真っ直ぐすぎて軟弱な自分の心には毎度キツく突き刺さって、お開きになるころにはもうボロボロになってしまう。生中一杯に焼酎お湯割を4杯のんだけど、全然酔えない・・・。帰り道は夜風に吹かれながら、ぼんやりといろいろ考えてしまった。西部劇でカサカサと転がっていく草のようなものを連想する。ううむ。
やっぱり人間は避けては通れないことがあるんだよなあ。逃げながらどうにか折り合いをつけてきた人生なので、立ち向かうということがなかなかできない。これは性格なのでもうどうにかしたいとは思っていないけど、どうしてこのまま平穏に生きていけないのか。変化って望む望まないに関係なく、無慈悲に訪れるものだとはわかっているけど。
慰めるつもりだったのかMさんが別れ際に、青年は悩むもんだよ、と言った言葉がとても心に重かった。