宴の支度、宴の始末

夜、新宿でGさんの送別会。いざ集まってみると、いつものメンツに加えてGさんの友人も合流して約20人ほどが東口に集合した。おそらくここではトップ3に入るほどの大所帯だったに違いない(ちょっと得意げ)。
予約しておいた居酒屋で乾杯。自分はなかなか会話の輪に飛び込んでいけない内気くんなので、ちょっと勢いをつけるためにスタートダッシュをよくかます。しかし鈍いのかアルコールが効くのがけっこう遅く、ちまちま飲むと宴会が終わった頃にようやく酔ってくるという面倒な体質。しかし酔ったら酔ったで失敗することも多いので、今回は程よく酔えるようにセーブしながらビールを空けようと自分に言いきかせてきた。今回はそれが功を奏したのか、舌もなんとか回り、うまいことたくさんの人と談笑することができた。
なかでも初対面のGさんの部下・S井くんと楽しく音楽について語り合った。自分でもバンドをやっているというS井くんは、毎年フジロックに参加しているという強者。俺があまりにフジに行きたくて、来年こそは一人でも行ってみようかと考えていることを話すと、来年も仲間と行くつもりなので(行けなかったら会社を辞めるとか!)良ければ一緒にどうかと言ってくれた。なんて素敵な奴なんだ。即座にアドレスを交換し、来年は一緒にフジへ参戦することを誓った。
宴もたけなわになり、全員で主賓のGさんに餞別の品を渡す。それが昨日、俺らが買ってきたものだけじゃなくて個人で買ってきたというものも多く、あっという間にGさんは手荷物がいっぱいになった。あらためてGさんの人望の厚さを知った。中には夜のお供に、とか言って大人のおもちゃっぽいのが出てきて笑ってしまったけど。
あっという間に終わりの時間がきて、2次会組と帰宅組に分かれて宴はお開き。仕事がなければ2次会に行きたかった。でもこの3日間、思えばこのメンツにこれだけ長い時間加わって遊んだことはなかった。みんな自分より若い人たちばかりなので、いつもちょっと壁を感じていた部分もあったけど、今回はだいぶ楽しく過ごすことができて嬉しかった。
俺と同じように駅に向かう帰宅組は社会人になりたてとはいえ、立派に明日の仕事のことを考えている背中ばっかりで、自分だったらこの歳の頃はどうだったかなあ、なんてぼんやり考えた。
・・・おそらく2次会行ってるだろーな。君らはもう立派な大人だあ〜。