いつか王子駅で

いつか王子駅で (新潮文庫)

いつか王子駅で (新潮文庫)

こんなふうに、主人公が頼りない感じで、いろいろ考えながら進んでいく小説はけっこう好みだったりする。以前は埼玉に住んでいたので、王子駅周辺の様子はだいぶ分かる。読んでいて風景がポコポコ浮かんでくるようでした。
同じ作者の『雪沼とその周辺』を読みたい、と思っていたら今月の新刊で文庫が出ていてナイスタイミング。買おう。