夜更かしとドヤ顔

夕方、先輩とその仕事仲間の人と飲み。待ち合わせ場所の近くでは阿波踊り大会をやっていてすごく盛り上がっていた。店を予約してなかったので、混雑を避けるために繁華街からちょっと外れた店に入ってみると、そこがどの料理を食べてもおいしいといういわゆる当たりの店だった。夫婦でやっているらしく厨房には旦那さん、注文とりには奥さんが飛び回っていて、すごく忙しそうなのに接客はとても丁寧という素晴らしさ。職場からも近いし、まだ食べていない料理もあるからまた来ようと先輩と約束する。二軒目に行ったのは昔ながらの居酒屋。先輩の行きつけということで、鮎の塩焼きやらどじょうの唐揚げやら普段食べる機会がないものを注文させてもらった。やっぱり旬のものはうまい。
我々が陣取った隣のテーブルには家族連れが座っていて、若い夫婦が二組と子どもが三人ぐらいで賑やかだった。といっても盛り上がっているのは大人だけで、子どもたちは黙々とゲームをやっていた。よく見るとiPhoneっぽい。今どきの子どもですねえ、と言うと、小学生の娘さんがいる先輩が最近はああいう形のゲーム機があるんだよ、と教えてくれた。なるほど。
店を出ると10時を少しまわっていた。なんとなく話題はさっきの家族連れの話になり、最近の子は夜更かしだよな、という流れに。どうみても低学年っぽかったけど、いわれてみると自分がそれぐらいの時には9時にはもう布団に入っていた気がする。そもそも居酒屋に連れてくること自体どうだろうと思うけど・・・。まあうちはしっかり9時には寝かせているけどね、と先輩がドヤ顔で言った。いいことだと思います。