十角館の殺人

十角館の殺人 (講談社文庫)

十角館の殺人 (講談社文庫)

夏はホラーっぽいのが読みたいと思うものの、へたれなのであまり怖すぎるのも嫌で、ここはちょっと前にネット掲示板でみたミステリーの傑作リストを参考にして読んでみた。綾辻行人のデビュー作。過去に凄惨な事件があった孤島の館で次々と起こる殺人事件。二十年前の作品だからどうかなーと思ったけど、普通にドキドキしながら読んだ。登場人物が次々と減っていくパターンは怖い・・・。登場人物が本名じゃなく、あだ名で呼び合うのがポイントだな。モヤモヤした終り方も好感触だったなあ。