青べか物語

青べか物語 (新潮文庫)

青べか物語 (新潮文庫)

今でも多く手にとられているのが太宰治山本周五郎だと聞いて、そういや読んだことない、と購入。かつて著者が六年間滞在していた浦安を元に書かれたノンフィクション。浦安と聞けばディズニーランドぐらいしか思い浮かばないけど、本書に出てくる浦安の人々は方言たっぷりで、ちょっと狡いところを見せつつもすごく人間臭くて、読んでいてなんだか心が和んだ。