冬はミカン

日曜日の夕方、実家からミカンが一箱届いた。毎年恒例のことで、この時期になると親戚に送るついでに自分にも送ってくれる。寒くなるとやけに食べたくなるから買わずにすむのは嬉しいんだけど、やっぱり一箱は多い。考えた末、いくつか袋に詰めて会社に持っていって、みんなに食べてもらうことにする。
出社してさっそく先輩にそのことを話すと、先輩はなんともいえない苦笑いを返してきた。もしかして、と給湯室をのぞくと、そこにはすでにミカンの詰まった袋が。「うちも昨日ヨメの実家から送ってきてさ」なんという見事なバッティング・・・。そんなわけで給湯室のテーブルの上には静岡と和歌山のミカンが山盛りになって積まれている。