桜とむきだし

ようやく暖かくなって、会社近くの桜並木が満開に近い咲きっぷりをみせている。あまりにきれいなのでぼんやり見上げていたら、通りがかったおばさんに怪訝な顔をされた。桜だよ!桜を見ていたんだよ!春に浮かれる変な人じゃないよ!
ゆらゆら帝国の解散が話題になっているけど、つい先日『愛のむきだし』を観たばっかりなのであまりのタイミングにびっくりしている。曲がめちゃめちゃ映画に合っているもんだから、今度ちゃんと聴いておこうと思ったばかりだった。思えば朝霧のときにテントでUNOなんてやらないでライブ観に行っておけばよかった。そうすれば負けずに罰ゲームなんてやらなくても済んだんだよなあ・・・。

愛のむきだし [DVD]

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こないだ友達と飲んだとき、この映画の話についていけずに悔しい思いをしたので急いでレンタルして鑑賞。4時間という長尺を映画館で観るのはキツイと思ってスルーしていたんだけど、レンタルだと上下に分けられていて当然2枚分の料金をとられてなんとなく釈然としない気分になった。
ストーリーは簡単に言ってしまえば青年が恋を成就させる物語。ただその過程がなんというか主人公にとって挫折や苦難の連続でホント目が離せない。トラウマや宗教なんかの要素があると全体のトーンが暗くなりがちだけど、ぜんぜんそんなことはなくて、テンポよくみせていくから4時間という長さがまったく苦にならなかった。そんでやっぱり自分は救いのあるラストが大好きだわー。いろんなところで言われているように満島ひかりの演技が印象に残った。画像より動画の方がだいぶ可愛く見えるのも不思議。