屋内で花見

毎年恒例、会社のみんなで集まって花見。近くの商店街で催される『桜まつり』というものに合わせてやることになっているんだけど、なぜかいつも冬並みの寒さになるので結局は応接室での飲み会になってしまう。ちっとも花見じゃない・・・。
自分がいちばん早く仕事が片づいたので酒とつまみの買出しへ出る。近所にある桜並木はどれもチラホラと花が開いている程度で、まだまだ花見には早すぎるみたいだった。商店街で配っているおでんをもらいにも行ったけど寒いせいで人影はまばら。せめてもう1週間遅かったらちょうどいい時期だったかもしれないなあ。商店街の役員さん、再考をおすすめしますよー。
飲みの席では、趣味のスキーをするために毎年海外に出かけている上司にいろいろな話を聞かせてもらった。なかでも印象に残ったのは、ロサンゼルスには桜並木があって、そこが満開になる様子は本当に見事だという話。でもあっちの人はランチやピクニックをすることはあっても、日本人のように花見をすることはない。花を見ながら飲んだり食ったりするのは日本人だけなんだよね、と上司は言っていた。
それにしても、薄紅色の桜が花びらを散らしながら咲いている様子には、いつも心を強く動かされる。個人的にも、咲いたあとパッと散る姿がすごく潔い気がするから好きだ。ぜひ来週ぐらいには、ちゃんと桜の下で花見をしたいもんだ。そんなことをビールと芋焼酎で酔った頭でぼんやり考えていると、いつの間にか話題は中高年の飲み会では鉄板の健康面の話に移っていた。