刃の冷たさがひんやり

最近、いろいろと片付けねばならないことが多くて机に向かいっぱなし。先週までの怠けようとは別人のように勤勉に勤めております。今日も同じで、昼も弁当を買ってきて職場で食べる。机が隣の上司も弁当を食べていたので久しぶりにちょこちょこと会話する。
自分がいる会社について経営状況とかの話。あまり明るくない内容だったので、よくないことがぐるぐると頭のなかを回ってぐんとテンションが下がる。
今の仕事はどちらかといえばフリー寄りなので、免職されてここを放り出されたら途端に収入ゼロになってしまう。貯金もそんなにないし、次の職を探すにしてもツテがほとんどないから、無収入のままリミットを感じつつ東京で就職活動するか、荷物をまとめて実家に帰るしかない。そんなことは理解していたつもりだったけど、いざそんな現実がリアルさを帯びてくると、途端に不安になって眩暈がしてきた。まるで喉元にぐっと刃を押しつけられたかのようだった。
あまりに自分が真っ暗な顔をしていたのか、上司は慌てて、自分達の仕事は常にそういうことを想定していなきゃだめだってことだよ、とフォローをいれてくれた。なんにしろ、急にクビにするってことはないよ、とも。
それでようやくちょっと安心。でもおかげで自分の環境とか立場が改めて確認できた。覚悟はできているつもりだったけど、なかなかその意識ってのは継続して持ち続けられないものなんだなあ。今日の気持ちは忘れちゃいけないものだとしみじみ感じた次第です。お仕事がんばろー。