風邪で寝込む

気温の変化についていくことができず、風邪をひいて二日間も休んでしまう。まあ天気に文句言ってもどうしようもないんだけど。なんとか一日で治したかったけどムリだった。絶対回復力落ちてるよなあ・・・。少し気持ちが落ち込んでいる時でもあったので、じっくり休めたのが不幸中の幸いだったのかもしれない。ホント、最近うまいこと気持ちが切り換えられなくなっている。部屋の中に引きこもってばかりじゃだめだな。

月に囚われた男

たった一人で三年間、資源を発掘するために月に派遣されている男の物語。自分とそっくりの男が突然現れるあたりからまったく展開が読めなくてドキドキするのだけど、事態が収束していくとすとんと腑に落ちるストーリーがとてもよかった。風呂敷を広げすぎずに適度にまとまっている感じがする。相棒のガーティの別れのセリフや、ラストでの宇宙シーンには感動させられた。

赤めだか

赤めだか

赤めだか

人気落語家の立川談春が、家元である立川談志にに弟子入りしてからのあれこれが書かれたエッセイ。自分のように落語初心者にもわかりやすいように書かれていてとても読みやすい。終盤、真打になるためのエピソードでの小さん師匠と談志の話にはグッときた。本当に自分はこういった師弟関係というか、信頼で成り立っている関係というのに弱い。人間ってまだまだ捨てたもんじゃないと思う。上手い落語家は文章であっても笑いや泣きどころをきっちり抑えられるのか、と読み終えた後はただただ感心してしまった。